
対象者
- 英会話初級者
「英会話なるほどフレーズ100」とは?
英会話の初心者にとってまず最初に必要なことは、文章をしっかりと組み立てて話す練習です。そのための教材として「瞬間英作文」を紹介しました。
しかしながら、実際の英会話の場面を考えてみてください。会話とは「言葉のラリー」なので、相手の話す番と自分の話す番が交互にやってきます。しっかりと組み立てた文章を話す番がある一方で、ちょっとしたワンフレーズだけで自分の話す番をそつなくこなせることも多いものです。
このような「ワンフレーズ」には例えば、「あいさつ」や「あいづち」のような、会話の潤滑油的な言葉があります。これらは英会話には欠かせないものなのですが、困ったことに、我々日本人が学校の英語の授業では教わったことがないものが多いのです。そこで、これらはまとめて覚えてしまうのが効率がよいと思います。
おすすめする教材は「英会話なるほどフレーズ100」です。
例えば、
- 「おしい!」
- 「どうぞ」
- 「よかったね!」
- 「おいしい!」
- 「いいなぁ」
これらを英語でなんと言うかわかるでしょうか?ちなみに「どうぞ」は「Please.」ではありません。
会話では間違いなく高頻度で使われる簡単なフレーズですが、初めて知る人にとっては目からうろこだと思います。イラスト付きで解説も丁寧なので、これらがどのようなシチュエーションで使われるかもよく理解することができます。
中には「There is ~」のように「瞬間英作文」に含まれる基本的な構文もフレーズとして紹介されていますが、ここでは、単に文を組み立てるのとは違った観点から解説されているので、興味深く読めると共に、構文の理解が深まります。
CDもついていますので、一通り読み終わった後で聞き流して覚えるのもよいでしょう。
わずか100ですので、私が今振り返って読むと物足りないところもありますが、逆に言うと、これら100は全て完璧に使いこなすことができないといけないと言えます。
こういった「フレーズ」系の教材は他にもいろいろ市販されています。「フレーズ」は文を組み立てる必要のない、会話の中で即戦力として生かせる非常に便利な引き出しなので、いくらでもストックしておくに越したことはありません。これは初歩的な教材なので、これが終わったらまた次のレベルの一冊をを見つけてコツコツ覚えるとよいでしょう。
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