フィリピン留学のすすめ~フィリピンか欧米か

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管理人は約6ヶ月のフィリピン留学によって英会話を習得しました。オンライン英会話や英会話スクールと比べるとたしかに費用はかかりますが、一定レベルの英会話習得に要する期間を考えた場合、フィリピン留学は、コストパフォーマンスの極めて高い、英会話習得の最短の選択肢と確信しています
ここでは、欧米への語学留学との比較によるメリットやデメリットをご紹介した上で、管理人の体験に基づき、なぜフィリピン留学がすぐれているかということをご紹介したいと思います。

費用の比較(一ヶ月当たりの授業料+滞在費+食費の概算)

管理人調べによる、フィリピン留学と欧米各国(オーストラリア・ニュージーランド含む)の語学留学費用を比較した概算です。各学校、授業のコース、宿泊の形態、為替レート等によって金額は前後しますのでご注意ください。

国名費用
アメリカ34万円
カナダ26万円
イギリス34万円
オーストラリア28万円
ニュージーランド24万円
フィリピン15万円

フィリピン留学がダントツで安いことが明らかですね。ちなみに管理人が留学した学校は、2007年当時、1ヶ月約11万円でした。(詳細はこちらのページ

メリット・デメリット

フィリピン留学と欧米留学の特徴やメリット・デメリットを比較してみました。赤字がメリットです。

 フィリピン欧米
費用とにかく安い。生活費も安い高い。アメリカ・イギリスではフィリピンの2倍以上(詳しくは上記参照)
授業時間1日6~10時間1日3~6時間。午前中のみという学校も多い
授業形態コマの半分以上がマンツーマン。グループクラスも少人数。全クラスマンツーマンも十分可能基本グループレッスンのみ。1クラス10~20人
宿泊施設全寮制、食事・掃除・洗濯込みホームステイまたはシェアハウスなど
余暇の楽しみ方海が近い、綺麗、マリンスポーツが格安普通の都会
英語の質非ネイティヴ⇒訛りがある、または文法の弱い講師もいるネイティヴ⇒標準的な発音、ネイティブらしいこなれた言い回し
学校の外の英語環境現地の言葉を話す人が多い常に英語に触れることができる
ネット環境良くはない、停電も多い問題なし
食事甘い味付けが多い、寮では韓国料理がよく出る大味、高カロリー
治安スリ、置き引き、トランプ賭博詐欺に注意。セブはマニラより良好アメリカは危険都市多し

フィリピン留学のメリット

ここまでご紹介した通り、何といっても物価の安さ故のコストパフォーマンスの高さが最大の魅力です。
まず授業時間自体が長いです。そして、マンツーマン授業比率が全体の半分以上、グループクラスでも通常は4名前後、多くて8名程度の少人数です。つまり自分が話すことができる時間が長いのです。欧米の留学ではまずマンツーマンはが考えられず、グループクラスの一クラスの人数はフィリピンよりも多めです。ちなみに、「管理人のフィリピン留学体験記」で詳しく触れていますが、管理人はラッキーなことにネイティヴとのマンツーマンレッスンを何度も受けることができました(※あくまで当時の話です)。
管理人は英会話初級者にとっては最も重要なことは話す絶対量であると確信しています。「話す時間が長い」この一点は、他の全てのデメリットを補って余りある絶大なメリットです。管理人は、留学当初、聴き取れても話せないという苦しい状態を経験してきました。なぜ話せないかと言うと、それはスピーキングの「思考回路」ができていないからでした。「思考回路」とは「反射神経」のようなもので、これを鍛えるには、絶対的なトレーニングの時間、場数が必要になります。その意味では、詳しくは後述しますが、初級の段階では大事なのは自分が話すことであって、相手の話す英語など意味が分かりさえすればよいのです。

また、全寮制というのもポイントです。3食の食事・洗濯・掃除が全ておまかせなのはありがたい限りで(※この点は欧米のホームステイも同じですが)、勉強に専念できます。中には門限があるなど規則が厳しい学校もあるようですが、私がいたところはそんなことはありませんでした(社会人比率が高い学校は規則は厳しくないところが多いようです)。また仮に規則が厳しかったとしても、勉強しに行っているわけですから別に問題でもないと思います。

また、勉強が主目的ですからこれはあくまでオマケですが、フィリピンは大小7107の島々から成り立つ国で、ちょっと足を伸ばせば、息を飲むような美しいビーチに遊びに行くことができます。マリンスポーツも格安で楽しむことができ、ダイビングのライセンスは安いところでは1万5000円程度で取得することができます。ほとんどの留学生がダイビングのライセンスを取得していましたが、管理人は講習の2日目で「耳抜き」ができなくて死にそうになり断念しました(笑)。

フィリピン留学のデメリット

上記の表に挙げたそれぞれのデメリットについて管理人の考えを述べていきます。

 英語の質~フィリピン人の英語は訛りがある?

もちろん、英語の質については欧米の学校のネイティヴ講師にはかないません。
問題点として、フィリピン人の英語にフィリピン訛りがあることがしばしば指摘されます。
しかし、管理人は訛りがあること自体は大きな問題だとは思っていません
まず第一に、多くの人が想像しているより、フィリピン人講師の英語はずっと綺麗です。興味がある方は、オンライン英会話のフィリピン人講師の自己紹介動画で彼らの発音を聞いてみてください。
たしかに、中にはやや強い訛りがあったり文法に誤りがある講師もいます。では、訛りがある講師から英語を習ったらいったいどんな問題があるというのでしょう?自分の英語がフィリピン訛りになる?そんなことはまずありません!言語学の研究では「人間が第二言語を習得する際には母語の影響を受ける」ことが明らかになっています。つまり日本人が話す英語はどうしたって「日本語訛り」になり、フィリピン人の話す英語は「フィリピン訛り」になります。日本人の話す英語が「フィリピン訛り」にはなることはないのです。もし数ヶ月の留学で「フィリピン訛り」がうつるとしたら、それは逆に言語センスのあるすごい人で、「物真似の上手な人」に通じるものがあります。ちなみに、管理人は現在仕事でインドやシンガポールなどいろいろな国の訛りがある英語の聴き取りに苦労することがあり、むしろフィリピンで多少の訛りのある英語に触れておいた方が、リスニングの経験値が増える好影響があるとさえ思います。

しかし、管理人ももちろんフィリピン人の英語に問題があることは認識しています。
どんな問題かと言うと、実はこれはあまり指摘されないことなので意外に思うかもしれませんがが、
フィリピン人の英語は聴き取りやすすぎる
ということです。逆に言えば
ネイティヴの英語は聴き取りにくい
ということです。
具体的に言うと、まずネイティヴの英語はフィリピン人の英語と比べスピードが断然速いです。そのため、2つ以上の英単語がつながるように発音され、一部の音が消える、弱くなる、変わるという現象、いわゆる「省エネ発音」が頻繁に生じます。これの聴き取りが難しいのです!フィリピン人の英語でも、流暢であればあるほど、これは生じますが、その頻度はネイティヴの比ではありません。ネイティヴに比べるとフィリピン人の英語は1語1語はっきり聞こえ、どんなに上手い人でも、どうしても非ネイティヴが頑張って身に付けた綺麗な英語の印象を受けます。
また、ネイティヴならではのこなれた言い回し、ジョーク、スラングといった表現も、非ネイティヴのフィリピン人から得るのはなかなか難しい部分です。
ただし、管理人がこれらのことを実感したのは、フィリピン留学から帰国し、外資系企業に勤務してからのことでした。
結論としては、「ネイティヴと全く不自由のないコミュニケーションを取ること」を英会話習得のゴールと考えた場合、フィリピン人から学べる英語には確かに限界があります。しかし、その限界は英会話中級レベル以上のものと言えます。もし中級レベルからもう一段階上の英会話力を身につけたいと思ったら、欧米圏への留学を考えるべきでしょう。しかし、初級者にとってはフィリピン人の英語で十分すぎます

学校の外の英語環境~現地の人は現地の言葉を話す

フィリピン人の母国語は残念ながら英語ではなく、セブではセブアノ語(ビサヤ語)、マニラではタガログ語です。フィリピン人同士の会話では、たしかにほとんどの場合現地の言葉が使われます。しかし、フィリピンでは英語は公用語の一つとして学校で教育されており、いざとなればほとんどの人がそれなりに話すことができます。現に欧米のの映画やテレビ番組は字幕なしです。街に出て、スーパー、レストラン、タクシーなどでフィリピン人と会話する機会はありますが、我々外国人とは、英語でコミュニケーションしてくれます
もし仮に、学校の外で英語を話せない人や上手くない人がいたとしても、それは大した問題ではないと思います。街の人とする会話などどうせ二言三言で済んでしまうようなものであるし、なにしろ学校では6~10時間もみっちりと英語の勉強をできるのですから。

ネット環境が良くない

これに関してはあまり反論材料がありません(笑)
もちろん何も問題がなければ快適なネットができます。しかし、留学生が多く使い出すと遅くなったり、また停電が多いので一晩使えなかったりということは確かにありました。(ちなみにフィリピン人は停電に慣れっこになっています。)
ネットが使えないとアルクの「英辞郎」を使えないのが痛いですが、そんなときは「電子辞書」を使ってください。また、停電に備えて「キャンドル」も持参しておくとよいでしょう。キャンドルでは暗くて目が疲れるようだったら、リスニング&シャドーイングの勉強に切り替えてください。勉強できることはいくらでもあります。
ネット環境、電力事情がよくないのは確かなのですが、今振り返ると、滞在していた時間の九割方は問題なかったのではないかと思います。また、私が留学したのはずいぶん昔の話なので、最近は多少は改善されている可能性もあるでしょう。とは言え、ネット環境については期待はしないでおいてください。

食事がまずい?

寮で出る三食の食事は、多くの学校であまり評判はよくないようです。管理人のいた学校の食事は個人的には悪くはなかったと思うのですが、中には「こんなの食えねえ」と言って毎晩外食している人もいました。
フィリピン料理自体は、アジア系料理の中では辛くないのが特徴の一つです。個人的には甘めの味付けが多い印象がありましたが、比較的日本人の口には合うほうだと思います。また、学校には韓国人が多かったので、寮の食事では韓国料理が出ることもしばしばありました。文句はあるかもしれませんが、寮の食事はバランスが取れているので有り難いと思います。また、物価が安いので外食しても大したことないのがフィリピンの魅力です。
欧米留学の食事はどうかと考えてみたときに、大味で高カロリーの食事しか頭に浮かびません。シェアハウスなどで自分で作るスタイルならまだしも、自分で作るのはそれはそれで大変。外食すると安くはない…
食事に関しては、フィリピン留学のデメリットどころか、どちらかと言えばフィリピン留学に軍配が上がると思います。

治安が悪い?

「世界平和度指数」(http://ja.wikipedia.org/wiki/世界平和度指数)という指標があります。これによれば、2014年のランキングでは、ニュージーランド:4位、カナダ:7位、日本:8位、オーストラリア:15位、イギリス:47位、アメリカ:101位、フィリピン:134位、となっています。正確でないという批判もある指標ですが、順位を見ると、当たらずとも遠からずという感じはします。フィリピンはいろいろな意味で発展途上ですので、残念ながらこの順位もやむをえないところです。
一方、2012年の「世界の都市別・殺人発生率(人口10万人当たりの殺人件数)」の統計があります(BUSINESS INSIDERの”The 50 Most Violent Cities In The World“より引用)。これによれば、ワースト50の中にアメリカの5都市、ニューオリンズ:17位、デトロイト:21位、セントルイス:40位、ボルチモア:41位、オークランド:43位、が不名誉なランクインをしており、アメリカは都市によっては非常に危険であることが分かります。留学対象のその他の都市はどこもランクインしていません(セブはもちろん、危険と言われるマニラでさえも)。
とは言え、統計はともかくとして、夜中に繁華街に行けばどの国だって危険はあります。日本で過ごすのと同じつもりでいてはいけないのは当然のことです。幸いフィリピン留学は全寮制ですので、極端な話一歩も寮から外に出なければ絶対に安全です。ちなみに管理人自身はフィリピンで危険な目に遭ったことはありませんでしたが、同じ学校には休日にマニラに旅行に行った際にジプニー(乗合バス)で強盗に遭ったという人はいました(※マニラと比べるとセブは安全と言われています)。フィリピンに関しては、よく言われるのはスリ、置き引きに注意する必要があり、またセブでは語学留学生を狙った「トランプ賭博詐欺」について日本の外務省から注意喚起がされているので、一応ご注意ください。

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管理人プロフィール

1972年生まれ。
学生時代は塾・予備校で5年間英語講師を務め受験英語に精通するも、英会話はからっきし。
2007年、35歳にして英会話習得のために6ヶ月のフィリピン留学を敢行。
帰国後は外資系IT企業に転職。
2015年の第203回TOEICでは935点を取得しました。
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